2025.12.27

【テナント紹介】牛麺処 タンカクメン ~店主 吉田忍さん~

“地元の牛を主役にした一杯を。”新しい名物のかたち
旅先で立ち寄る道の駅には、その土地ならではの味との出会いがあります。道の駅 もりおか渋民で、そんな“岩手のおいしさ”を届けているお店のひとつが、この麺処です。店内は、木の温かみを感じる落ち着いた雰囲気で、そば屋らしい素朴さと、道の駅のにぎわいがほどよく交わる空間になっています。

原点は、地元に根づく“岩手短角牛”の存在。その魅力を活かすためのそば屋という選択
店主がこの店で最初に思い描いたのは、「肉を中心に据えた店をつくりたい」という想い。「地元の肉を活かす形」を模索している中で出会ったのが、盛岡市の名産・岩手短角牛でした。この地域で大切に育てられている短角牛をどう表現するかを考えたとき、「牛肉の肉そば」という全国でも珍しい一杯にたどり着きました。鶏や豚の肉そばはあっても、牛を使う店はほとんどない。試作してみると、短角牛の旨みとそばつゆの相性が想像以上に良く、そこから看板メニューが決まりました。

“肉の旨み”と“本格そば”を掛け合わせた、ここだけの味。
肉の扱いには30年の経験を持つ店主ですが、そばはまったくの未経験。だからこそ手を抜きたくないと、そば屋で修行をし、出汁の取り方から丁寧に学びました。こうして生まれた「短角牛の肉そば」は、牛の風味をしっかり感じつつ、後味は驚くほど軽やか。道の駅にふらっと立ち寄った観光客にも「こんな肉そば初めて」と驚かれる一杯です。季節に応じて冬は“骨出汁ラーメン”、夏は“盛岡三大麺”のひとつである冷麺やじゃじゃ麺も提供。特にじゃじゃ麺は観光客に好評で、どのメニューにも短角牛が使われています。どれを食べても“地元の味”がまっすぐに伝わってくるのが、この店の魅力です。

“意味のあることをやりたい”
道の駅の集客は季節で波があり、特に冬は厳しさがあるといいます。それでも店を続ける理由は、「短角牛の魅力をもっと知ってほしい」という強い想い。渋民には生産者の中村さんがいて、ここでしか味わえない価値がある。その魅力を料理を通して伝えることが、自分の使命だと店主は語ります。他の店舗とも話し合いながら、道の駅全体の盛り上げにも力を注いでいます。

訪れるすべての人へ。“岩手短角牛の美味しさ”を一杯に込めて。
「誰でも気軽に立ち寄ってほしいです。ここから見る岩手山は、本当にきれいなんですよ。一番きれいに見える場所だと思っています。」最後にそう語る店主の表情は、自信と誇りに満ちています。
地元に育つ短角牛の旨みを、まっすぐに、丁寧に。ここで生まれたこの一杯は、今日も訪れる人の心とお腹を満たしています。

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